ピクルスと同様、初めには原料（きゅうりとコットン）があり、それを元に独自の結果を求めて加工をしていきます。もし、適当な仕事で手を抜き、レシピを無視すれば、味も心もこもっていない結果を生み出してしまいます。きゅうりはピクルスにはならず、Tシャツは、手触りも悪く、傷みやすいニットになってしまいます。

現在のファストファッションはまさにこの状況です。できるだけ早く作り、早く消費する。使い捨てのTシャツはまさにこの悲しい状況の象徴です。それゆえ、メゾンコルニションは、全く別のレシピを守っています。

生地は全てフランス国内で1960年代のアンティークの編み機で生産されています。

この編み機は、大変希少で、低速ですが、生み出されるニット生地は比類なき質の良さで評判です。限りなく弱いテンションで編まれたニットは、際立って肉厚で丈夫な仕上がりを得られます。

結果として、永遠不変、快適、かつ構造のしっかりしたTシャツは、高感度で情熱的な人々の体を何年にも渡って包み込んでくれるでしょう。